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4歩。自分の強みって?

あけましておめでとうございます。ゲストハウスプロジェクトのお菊です。

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入船岸壁からの初日の出

前回のコラムでは少し専門的な話だったので、今回はなるべく読みやすい内容にしようと思い、自分が最近考えている事について書き連ねて見たいと思います。

ゲストハウスをやりたい!と言いながら申請関係でまだまだ苦戦している途中ではありますが、やはり諸磯ハウスの活用に関しては倉庫や納屋、庭部分も含め、やりたいことがたくさんあります。思いつきで言ってしまえば「五右衛門風呂に入りながら夜空を眺めたい!」とか「キッチンカーを敷地内に置いてライダーさんが訪れる場所にしたい!」とか「プロジェクターで個人的に好きな映画を上映したい!」とか「キャンプファイヤーしたい!」とか「天井ぶち抜いて、ロフトスペースを作りたい!」とか・・・言い出したら切りがないです。ただ、それを実現する為に何からやれば良いのか、資金はもちろん、経験や知識、ネットワークが無い自分はどうしたら良いのかが手探り状態な訳です。

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画像は初期の頃に描いたイメージ図(下手でスミマセン・・・)

 

じゃあ、自分は何が出来るのか?自分が得意としているものは何か?自分自身の「個性」なり「強み」は?

と考えました・・・が正直すぐに答えが見つかりませんでした。

 

なので、ちょっとばかし自分の過去を振り返ってみる事にしました。

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海外町のすぐ側、白石からの眺め。

生まれも育ちも三浦で、おじいちゃん&おばあちゃんっ子だった自分は母方の実家のある海外町(かいとちょう)の浜で良く遊んでいました。おじいちゃんが漁師だったこともあり、毎日毎日浜に行き、船に乗ってボラを釣ったり、造船所の奥の岩場まで玉っコロを獲りに行ったり、追い込み漁の真似事なんかをして、魚やカニを獲ってました。時にはウツボやタコを獲って、おばあちゃんに料理してもらってました。帰り際は決まってK商店でおじいちゃんの漁師仲間の方が集まってワンカップを飲みながら世間話をするので、よく駄菓子やアイスなんかを顔だけ知ってるおじちゃん達に奢ってもらってました。そんな幼少時代があったせいか、漁師言葉(三崎弁)が多少身に付いていたようです。

中学までは違和感なく過ごしてきましたが、高校にあがると「〜じぇん。」や「〜したっけ」と言った際に「え?何その言葉?どういう意味〜??」とか言葉について指摘されたり、時には馬鹿にされることもありました。
しかし指摘されたり、馬鹿にされることが嫌だった訳ではなく、むしろ三崎弁を伝える事が嬉しかった記憶があります。自然と自分の中での誇りになっていきました。そして、この頃から地域の違いというのもを初めて思い知りました。

大学時代になると全国から学生が集まって来るので、それぞれの地方の言葉や習慣なんかを知る事が楽しかったです。特に顕著に現れるのが「じゃんけん」のかけ声。いろんなかけ声があることに魅力を感じ、それぞれの地方の子にいろいろな方言について聞いた事もありました。しかし、自分にとって衝撃だったことがありました。

「田舎(地元)が嫌いだから関東に来た」とか「方言は嫌い」といった意見があった事です。

自分は自然と誇りに思えた事でも、人によっては「嫌い」と思う事があるのだと初めて知ったのです。そこから、一気に「自分は三浦が好きだ。自分を育ててくれた地元(人々)に何か恩返しがしたい」という使命感のようなものを勝手に抱くようになりました。

入学当初は「自分で家を設計するんだ!」と意気込んでいたんですが、勉強や課題をやっていくうちに、「新しく建物を作る」よりも今の現状の隠れた魅力を見出して、潜在的な価値を高める=「今あるもの」をキチンと見極める事を前提として考えて行く。という事の方が自分にとっては面白いと感じました。そこから、建物としての“ハード”の設計でなく、建物の中身(プログラム)や人の行動心理、時には都市計画など興味のある事に次々と手を出し、座学というよりは、ワークショップやイベントの企画・運営など学外での実践経験を重視するようになりました。

中でも忘れられないのが、学生時代に行った「浦賀ドックでの子ども向けワークショップ」と毎年赤レンガ倉庫で1週間程度行われる「建築展」という大学の1年間の優秀作品を展示する展示会です。

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浦賀ドックの水門の仕組みを模型で学ぶコーナー

「浦賀ドックのワークショップ」は2年の時に友人に誘われて入った“学生会”が依頼されたイベントでした。とにかく全てが初めての事だったので、何をしていいのか分からなかったのですが、段取りや準備は好きだったので副実行委員長として最後まで遂行出来たのが忘れられない達成感でした。自分を学生会に誘ってくれた友人が、イベント終了後涙を流して「やってよかった!」と言ってた事、今でも忘れません。この経験から自分で何かを考えて実現する楽しさを知りました。

私が大学院1年の時に実行委員長として行った「建築展」でも広報やワークショップの企画や講演会の依頼と司会進行、会場構成、会計や方方へのご挨拶やご報告に回ったりなどなど、学生ながらに良い経験をさせてもらいました。

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建築展11/12の様子

そこからはご存知の通り、うらりで働いて観光客の実態を目の当たりにしたり、ゲストハウス開業に向けて鎌倉ゲストハウスで働いたり、その他アルバイトやホテルのフロントで働いたりボランティア、ちょい役としてツアーを企画させていただいたり・・・。合間にちょっとだけ旅行してみたり。

実際に、自分の短い人生を振り返ってみると、何か専門的に特化したものは無いですね(笑)

だけど、多くの人と出会い、話し、肌で実感したことは自分の中に経験としてあることは再認識できました。

まだ明確に提示出来るような強みがないので、自分に自信が持てない事もまた事実です。

これから、自分がやる宿を魅力的なものとする為に

自分自身がより魅力的になれるように何か「強み」を作っていきたいと思った今日この頃。

気持ち新たに本年も良い年にしていきましょう!

菊


菊地未来(キクチミク)

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仕 事:宿泊業
三浦在住歴: 23年
伝えたいこと ゲストハウスの楽しさと必要性、三浦の将来。
出 没 地: 三浦市内
自慢できること: 元気
好きなこと: バスケ、考え事
嫌いなこと: じっとしてること
ひとこと:なんとかなるべ!
Web:https://m.facebook.com/misakiguesthouse
みうラブ!!(三浦ラブの略)の社会人3年生。大学・大学院では建築、都市計画、ランドスケープを学び、その中で観光、若者の働く場所、空き屋の活用・空き地の創造、生活景の資源化などについて考えていました。
修士論文にて辿り着いた三崎にあったら良いと思うものの答えが“気軽に滞在を楽しめる素泊まり宿”だったので、現在ではその考えを実現するため「ミサキゲストハウス」開業に向け資金集めと準備中!!