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「かもめ児童合唱団、鎌倉へ行くっ!」レポート
公式ライブ映像も公開!!

テレビドラマ「泣くな、はらちゃん」の劇中歌「私の世界」が2013年上半期1位(レコチョクタイアップ部門)、オリコンの着うたランキングでも1位を記録して話題となった「かもめ児童合唱団」が、2013年8月28日、初めて鎌倉で有料ワンマンライブを開催しました。会場は鎌倉カフェ界の聖地「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」。ブラジル音楽のミュージシャンもライブするディモンシュで、前代未聞の史上最年少グループによるワンマンライブとなりました。

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みんなで歌えばそれが合唱!

本番の90分前にディモンシュに集まったかもめたちは、普段と変わらない様子で元気に溢れていました。会場内に流れる自分たちのCDに合わせて早くも合唱が始まります。そこで小島先生が「やさしく歌わないでね、元気に歌ってくださいね!」とかもめたちに指導しました。
40年前、結成されたばかりのかもめ児童合唱団はいわゆる普通の合唱団だったそうです。でも活動して20年くらい経ち、かもめたちを指導する小島先生は「きれいにおさまっているのは三崎らしくない」と考え、大きな声でのびのびと歌う今のスタイルへと変化しました。これが「みんなで歌えばそれが合唱!」という、かもめ児童合唱団独自のコンセプトです。リハーサルでもその元気な歌声は変わることなくディモンシュに響きました。

開場されたフロアはすぐにかもめファンで埋められました。ライブが始まる前に一人づつニューミサキの象徴「ミサキドーナツ」が配られます。そしておいしいドーナツとおいしいコーヒーによって会場はハッピーな空間に。オーディエンスにはかもめたちと同世代の子供も多く、にぎやかな雰囲気でした。そのなかでディモンシュの堀内さん、小島先生、そしてプロデューサーの藤沢さんが登場。かもめたちのライブが始まる前に、3人がかもめ児童合唱団を紹介してくれました。

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「ふとマスターがかもめ児童合唱団のCDを掛けたんです。そうするとね、そこにいたオヤジ達十数人が号泣した」
(音楽プロデューサー・藤沢宏光)

堀内:僕がはじめてかもめ児童合唱団の歌声を聴いたのは藤沢宏光さんがプロデュースをしたCDでした。そのCDを聴いて、すごく心が洗われました。2年前に東日本大震災が起こって、その後は音楽が全く聴けなくなったんですが、そこでスッと入れることが出来たのもかもめ児童合唱団の歌声でした。自分の気持ちが落ちていたとき、かもめの子供達の歌声にすごく救われたんです。だから、いつか鎌倉でライブをしたいと思っていました。ここでライブを始める前にプロデューサーの藤沢さんさんと、かもめ児童合唱団の代表である小島晁子先生に前に来てもらって少しお話をしたいと思います。

小島:こんにちは。今日はこんなに素晴らしい舞台を作っていただきありがとうございます。私は三浦半島の城ヶ島の目の前に住んでいます。後から出てくる子供達もそういうところに住んでいます。
北原白秋先生は城ヶ島にたくさん縁のある歌を残しています。そして作曲家の小村三千三先生もここでたくさんの童謡を書かれました。小村先生は私の恩師です。あとで北原白秋先生や小村先生のめちゃくちゃ古い曲を3曲披露します(笑)。
そういう曲を三崎の「うらり」という魚を売っているセンターで月に一回歌っていました。まだ、子供達が10人くらいしかいない頃です。その時に藤沢さんに出会って、なんだかこれは面白いということでCDを作ってもらうことになりました。
それから6年が経ち、この様です(笑)。

堀内:本当に凄いことになってますよね! では藤沢さんにも登場してもらいましょう。

藤沢:今日はありがとうございます。まさかこのような状況で鎌倉で歌えるとは思ってなかったです。本当に実現して嬉しいです。
さきほど(小島)先生が話されていましたが、初めてかもめを観たのは、うらりという施設の入口で歌っているときでした。ちゃんと歌える子は6人くらいしかいなかったです(笑)。あとは、その弟とか、おちびちゃんたちで、あっち向いたり、こっち向いたりしていました。今日もそういう子はいるんですけどね(笑)。
そういう子供達が先生のピアノに合わせて、「城ヶ島の雨」という100年前くらいの歌を歌っていたんです。これは日本歌曲なんですけど、演歌のようなものです。それを先生が不思議な、ハワイアンみたいなアレンジで演奏していた。それを観た瞬間、「なんだこれは!?」と思ってその場を立ち去れなくなってしまったんです。妙に心が揺さぶられた。実は、他にも三崎には子供達の合唱団はあったんです。

小島:10団体くらいありました。

藤沢:もっとね、ちゃんとした合唱団が一杯あったんです(笑)。でも、僕はまったくそういうのには興味がなかった。その6名+チビ4人みたいな合唱団に心を打たれて、作品を作ってみたいと思った。それが2008年でした。それから曲を作っていったんです。
その曲のなかには足踏みをするような振り付けの曲があったんですが、どうしてもその振り付けをすると前に歩いていっちゃう子がいたりして(笑)。

小島:舞台から落ちそうになったり(笑)。

藤沢:それを親が舞台の前で止めたりして(笑)。そういう子もいたりして面白かったですよ。それが最初の頃です。
そして最初のCDを作ったときに、ロックばかり掛かっているような下北沢のバーに行ったんです。そこに居るのは音楽業界関係者や映画業界関係者ばかりです。ほとんどが40代以上の男です。で、ふとマスターがかもめ児童合唱団のCDを掛けたんですね。そうすると、そこにいたオヤジ達十数人が号泣したんです。そこで僕も手応えを感じました(笑)。

堀内:なるほど、それでCDがリリースされて。

藤沢:1枚目はさきほど紹介した「城ヶ島の雨」と「あなたが美しいのは」(作詞:小椋佳/作曲:堀内孝雄)でした。これが良かったんですよね。

小島:すごく良かったんです。

藤沢:僕も何度も何度も聴いたりした。これまでずっと音楽の仕事をしてきたんですが、僕にとっても凄く大切な作品ができたという手応えがあった。そして次の作品でブラジルでは神のような音楽家であるミルトン・ナシメントの「トラベシア」をカバーしたんです。

「作ってしまったような声の出し方で歌うんじゃなくて、普通の子供の声を大切にしたかった」
(声楽家・小島晁子)

堀内:結成した当初は合唱曲をやっていたんですよね?

小島:40年前に小村三千三先生に手伝ってもらってかもめ児童合唱団を作ったんです。その当時はちゃんとした三部合唱をやるような合唱団でした。でも、それから20年くらいして、ふと気づいたんです。ここに居る子供たちには、ここのお歌を歌い継いでいってもらいたい。それで白秋の歌と童謡しかやらないことに決めたんです。あと、いわゆる作ってしまったような声の出し方で歌うんじゃなくて、普通の子供の声を大切にしたかったんです。

堀内:それが、まさかブラジルの曲まで歌うことになろうとは思ってなかったですよね(笑)。

小島:はい。子供達が「なんじゃ、こりゃ!?」って言ってました(笑)。あれは面白かったですね。

堀内:それからアルバムも出されたわけですよね。

藤沢:アルバムは作るのが大変でしたよ。15曲収録しているんですが、新録は11曲あった。それを決められた期間で先生が子供たちに教えるわけです。11曲を録音するのは相当大変なことでした。
そうして出来た『焼いた魚の晩ごはん』は自分の作品のなかでも最高傑作だと思っています。あれを超えるイメージっていうのはなかなか思いつかない。

堀内:そして今年上半期にはニュースになりましたね。

藤沢:ドラマ「泣くな、はらちゃん」の劇中歌を2曲歌ったんですけど。

小島:今年の1/7に依頼があったんですけど、1/9には録音していました(笑)。

堀内:そんなに早かったんですか!?

藤沢:もともとドラマで使われるかどうかもわからなかったんですよ。作曲家の井上鑑さんから「かもめに歌って欲しい」と曲を頂いて、それで録音したものを送り返したんです。それを聴いたドラマの演出家やプロデューサーからドラマで毎回流したいと言われたんです。それもドラマが放送になる数日前ですよ。で、ドラマを見たらすごく重要なシーンで曲が使われていた。その後はすごい反響があり、2月に曲が配信されることになって、いろんなのを抜いて1位になっていた(笑)。今年の上半期のタイアップ部門でも1位なんです。やっていることは前から変わってないんですけどね。

小島:そうなりたいと思ってもいなかった(笑)。

堀内:今日はそんな大ヒットした人たちの歌声を生で聴けるとは。

藤沢:うまくいくかはやってみないとわからないですが(笑)。

堀内:リハーサルの時は凄かったです(笑)。もう、楽屋の方ではわいわいがやがやがおさまらず、早く歌わせろって感じになっていますね。最近では結構ライブも?

藤沢:そうですね、いろんなイベントに出させてもらったり、ゆずのアリーナツアーでかもめの歌声を使いたいというお話も頂きました。オープニングの「ムーンライトパレード」という曲がかもめの歌で始まるんです。

堀内:すごいことですよね。今日は初めての有料ワンマンライブなんですよね。ここにいるみなさんは時代の目撃者です(笑)。

藤沢:みなさん最後まで楽しんでください。

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そして満員のフロアの拍手に迎えられてかもめ児童合唱団が登場しました。いつののように赤いベレー帽に白シャツに赤いネクタイ。会場の雰囲気に興奮してソワソワしている子もいます。多分、この状況がなんだかわからないようなチビちゃんもいます。でも、それも全てかもめ児童合唱団の魅力です。

そしてライブはいつものように「気をつけ! 礼!」の掛け声で始まりました。1曲目は勝承夫作詞、小村三千三作曲の「歌の町」です。
このライブが公式ライブ映像となりました。ライブでは14曲披露され、なんとそのうちの8曲を収録! この映像を見て頂ければわかりますが、その無垢な歌声は圧倒的な肯定感を持っています。それは聴く人の胸を揺さぶるはずです。そして、かもめたちの元気な歌声を聴くと彼らと同じように元気な気持ちになれます。
この唯一無二の児童合唱団の歌を楽しんでください。

「かもめ児童合唱団、鎌倉へ行くっ!」公式ライブ映像


「かもめ児童合唱団、鎌倉へ行くっ!」
2013.8.28 @ カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ café vivement dimanche
Song list
1.歌の町
2.グンナイ
3.浜辺の歌
4.アイラブユーOK
5.まっててね
6.シェルブールの雨
7.初恋は片思い
8.トラベシア
9.あなたが美しいのは
10.私の世界
11.三崎の歌
12.焼い魚の晩ご飯
13.ふるさと
14.幸せにさよなら

かもめ児童合唱団
かもめ児童合唱団は三浦市三崎地区と城ヶ島地区の3〜13歳までの児童で構成されています。結成は約40年前です。1972年、三浦市在住の声楽家・小島晁子(こじまちょうこ)先生の指導により始まり、現在も元気に活動中。三浦市に所縁の深いの詩人北原白秋や、作曲家・小村三千三の曲を歌い継いでいます。
そして2008年に音楽プロデューサー・藤沢宏光さんによりCDをリリース! オリジナルアルバム「焼いた魚の晩ごはん」では矢沢永吉「アイラブユーOK」、スピッツ「田舎の生活」、ザ・ブーム「故郷になってください」、ミルトン・ナシメント「トラベシア」などのカバーも無垢な歌声で熱唱。宮沢和史さんや安倍なつみさんも参加したスペシャルな作品となりました。
かもめ児童合唱団を一躍有名にしたのはテレビドラマ「泣くな、はらちゃん」の劇中歌「私の世界」のヒットです。この曲が2013年上半期1位(レコチョクタイアップ部門)、オリコンの着うたランキングでも1位を記録、かもめ児童合唱団はトップアーティストの仲間入り(?)を果たしました。

かもめ児童合唱団オフィシャルサイト http://www.kamome-miura.net

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1st album『焼いた魚の晩ごはん』
¥2,500(税込 )
収録時間57分
収録15曲
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ダウンロードシングル『焼いた魚の晩ごはん』
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