「三浦の人びと展」第1回展示レポート

2016年10月29日、30日、三浦市内各所に展示会場を設けた「三浦の人びと展」第1回展示会が開催されました。
この第1回展示会は三浦市全体を美術館にすることがコンセプト。三浦市内に8つの展示会場を分けて、三浦で活動する様々な人のポートレイト写真を展示しました。来場者にはWebサイト、専用アプリ「三浦の人びと」、そして現地で配布した案内マップを参照しならが各会場を巡ってもらいました。

  

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1.三崎口駅展示場

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第1会場となったのは三崎口駅展示場です。ここは美術館の入口をイメージして構成しました。駅の構内奥にある2番線の階段には横1.5mx縦1mのイントロダクションを掲示しています。そして、いしいしんじさんと『新潮』矢野編集長からのメッセージを掲げ、続いてA1変形サイズの10枚のポートレイトを階段の上まで設置しました。

電車から降りられた人たちは、いつもと違う駅の風景にちょっとびっくり。地元の人はポートレイトの人物を知ってる人も多かったのではないでしょうか。
この会場で最初に掲示したのは、三崎の象徴でもある海南神社の神職を務める米田兄弟のポートレイト。一卵性の双子の宮司さんです。また、高梨農場直売所の看板娘のおばあちゃんなど、三浦に買い物に来られる人はよく知っている人もいます。地元の人は88歳の現役のお医者さん金丸先生の姿に驚かれたのではないでしょうか。この先生は学校の健康診断も受け持っていたので、三浦で育った人たちはよく知っている存在です。そして三崎口駅展示場の最後を飾るのは三崎口駅・三浦海岸駅を兼任する太田駅長です。
駅構内に写真などの作品を掲示するのは三崎口駅では初めての試みです。設置に協力してくれた京急電鉄の方々からも、一列に並んだ作品に対して賞賛の声を頂きました。NYやロンドンでは駅を使ってアートを展示することがあります。その三浦版が出来ました。

三崎口駅展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/27/615/
メッセージ http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/04/23/message/

  

2.円徳寺展示場

2番会場となる、円徳寺展示場には本堂に和田地区に関連のある3人の方のポートレイトを設置しました。正面入口から入ると、吊り下げられた写真が徐々に見えます。荘厳な寺院とポートレイトの組み合わせは不思議な異空間を生み出していました。
左端の案内板には各展示場に対応したQRコードが掲載されています。このQRコードを読み込むと、被写体となった方たちのインタビューを一部見ることができます。円徳寺・村山住職のお話も掲載させていただきました。
専用iOSアプリ「三浦の人びと」でも、インタビュー映像をご覧いただけます。

円徳寺展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/27/entokuji-2/

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3.小網代展示場

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3番会場は、小網代展示場です。約70haの小網代の森は、森林、湿地、干潟、海までが連続して残されています。関東で唯一、生態系が丸ごと残る森と言われており、アカテガニをはじめとして、多様な生態系を観察することができます。この森に接しているの白鬚神社の境内に作品3点を設置しました。森と海に接した神社とモノクロームのポートレイトはタイムスリップしたような場を作りだしていました。

小網代展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/28/koajiro/

  

4.三崎港展示場

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4番会場となる三崎港展示場は、29日は湘南しらす直売所「君栄丸」敷地、30日はまぐろの祭典「三崎港町まつり」の会場奥に設営しました。
この展示場では鮮魚を運搬するダンベをショウケースにして、ポートレイトを干し網(す)で額装し、野菜を運ぶコンテナを椅子にして作品を鑑賞してもらいました。漁師アイテムと農家アイテムを使った三浦ならではの展示です。これは他にない展示になったと自負しています
干し網を額に使用するというアイディアは君栄丸の親方・宮川元彦さんから提案されたものです。第一回の展示作品は全て干し網にハマるようにプリントされており、自立式の干し網スタンドを使って多くの作品を展示しました。

三崎港展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/28/misakihober1/
干し網 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/24/hoshiami/
ダンベ http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/24/danbe/

  

5.三崎下町展示場

5番会場の三崎下町展示場は路地や空地など各所に6枚の作品を展示しました。見慣れた方の姿がポートレイト作品となることで地元の方も楽しんで頂けたようです。また、観光の皆さんも下町の路地を探索して遊んで頂けたようです。この作品を巡ると改めて三崎の路地は素晴らしいと思います。
会期中には下町にカメラ愛好家の方が数百人も来られたようで、街に溶け込んだ『三浦の人びと展』の作品もたくさん撮っていただきました。改めて三浦は「フォトジェニックな街」だと感じました。

三崎下町展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/28/misakidowntown/

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6.城ヶ島展示場

6番会場は城ヶ島展示場。場所は城ヶ島バス停です。城ヶ島に所縁の深いポートレイト作品を展示しました。
29日の日中は天候に恵まれ、強い日差しにより汗を掻くこともありましたが、夜になると小雨が降ってきました。実行委員会の有志が、城ヶ島展示場、下町展示場、小網代展示場の作品にビニール袋を被せてしのぎましたが、雨は朝まで降り続けました。三浦は三方が海に囲まれた街であり、その先端に位置する城ヶ島はどこにも増して風が強いところです。自立式干し網スタンドを強く固定して作品を展示しましたが、とにかく雨と風が心配で気が気じゃありませんでした。2日間無事でなによりです。
近所のお店からは、もっと展示しておいて欲しいという声もいただきました。

城ヶ島展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/28/jogashima/

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7.マホロバ・マインズ展示場

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7番会場はマホロバ・マインズ展示場です。今回のポートレイトの被写体では最高齢となった88歳のおばあちゃんとそのお孫さんの作品を展示しました。おばあちゃんの家からここが一番近い場所となります。
マホロバ・マインズでは、第2回の展示後にミニ「三浦の人びと展」を開催する予定です。詳細決まり次第、ご報告します。

マホロバ・マインズ展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/28/mahorova/

  

8.三浦海岸駅展示場

8番会場は三浦海岸駅展示場です。三崎口駅に始まり、三浦をグルっと回ってここで最後の作品を見てもらいました。駅の中2階の踊り場には8作品。ここはビシッと作品を一列に配置しました。最後を飾るポートレイトは三浦の未来、生後2ヶ月の赤ん坊です。その横に41作品を撮り下ろした有高さんの後書きが添えられています。

三浦海岸駅、三崎口駅での展示では、三浦をアートギャラリーとして展示するというイメージに対して、京急電鉄さんが最大限に応えてくれました。三浦生まれ、三浦育ちの太田駅長が地元のためならとひと肌もふた肌も脱いでくれました。

三浦海岸駅展示場 http://misakifc.com/peopleofmiura/2016/10/28/miurakaigan-2/

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「三浦の人びと展」第2回展示は12/1-11まで、三崎魚市場の2階を大々的に使って開催します。第1回で点在していた作品がここに集まります。奥行き100メートルある巨大な建物をギャラリーとして、どのように演出するを考えると興奮します。さらにスケールアップしたものを見せたいと思います。
今後も「三浦の人びと展」に関するお知らせは、「三浦の人びと展」特設サイト、専用アプリ「三浦の人びと」でご案内します。
第1回展示に来られた方も、来られなかった方も12月に三浦に遊びにきてください。皆さんをあっと言わせることをしたいと実行委員全員が考えています。12月に三崎魚市場(三浦市三崎水産物地方卸売市場)でお会いしましょう。